【本のご紹介】「直感系」と「妄想系」

イノベーションを起こしたい方に、直感系と妄想系の2冊をお薦めします。


【直感系】

「直感と論理をつなぐ思考法」佐宗邦威2019ダイヤモンド社

<デザイン思考>に興味がある方にお薦め

株式会社BIOTOPE代表で、P&Gで「ファブリーズ」「レノア」などのヒット商品を担当、その後ソニーに移り、新規事業創出プログラムの立ち上げなどに係わった方です。

「なにもしない時間をつくる」ことや、具体的にどのようなやり方とツールで直観力を養い、また論理に結び付けていくのかが述べられています。




【妄想系】

攻殻機動隊系好きにお薦め

「妄想する頭 思考する手 創造を超えるアイデアのつくり方」2021祥伝社

ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長で、皆さんが使っているスマホの指でビョーンと画面を大きくしたりするスマートスキンを開発した方です。実はこのスマートスキンはスマホの登場前に開発していたそうです。

「妄想は、現時点での最先端から始まるわけではない。むしろ、現実の世界に対して違った違和感を抱くところから始まる。」P192

個人的には第6章「人間拡張」という妄想、が好きです。

2冊とも共通しているのが、まだ世にないものを創り出すイノベーションとは何かを語ってくれているところです。