バカから始まる進化

昨年からの新型コロナウィルス拡大で

色んな変異をして「〇〇型」と「△△型」とか

出てきてますが、

TVで解説されている感染症系の先生方が良く言う

「コピーミス」

これによって、色んな変異を起こしているそうです。



この「コピーミス」こそが進化である

と進化思考論を唱えているのが

有名なデザイナーの 太刀川 英輔 氏である。

まるで図鑑をみているような進化の過程を

事こまやかに図入りで説明しています。

彼は、このコピーミスをあえて起こせば発想の起爆剤になる

と唱えています。

 

「天才」と「バカ」という表現を使っていますが

「適応」と「変異」のことで

「バカ」=「変異」が進化を起こし

「天才」が簡単にいうとブラッシュアップしていく

一人ひとりの脳でそういう能力を育てられるんだ。

超極端な要約っぽくなりましたが(汗)

 

閉塞感漂う日本ですが

イノベーションを起こすのは

「バカ」です。

 

近々次世代エリートさんたちのファシリをします。

私の仕事は、彼らを「バカ」に出来るかどうか。。。

その前に私自身が「バカ」になります、元々バカですが。

 

妄想的モノコトの捉え方

今回は、未来予知的妄想で

妄想が現実をつくるという話です。

眼に入って、ふと気になるモノやコトありませんか?

なんだかわからないけど、ちょっと気になること。

「これがこうなったら、こうなるよね?」

「ん!?」

「・・・ありえるよね!?」

ちょっと練習です。この記事をみてください。

画像1

時は2030年、この記事のような「空飛ぶクルマ」が実現したとして、

あなたの周りはどう変化するか妄想してみてください。

・通勤電車に乗らなくてすむ

・価格が高そうだから、シェアかな

・免許はどうなるのかな

・そもそもまだ通勤してるの?オンラインだろー

・法整備が間に合わないのでは

・ちょっとひとっ飛びで山の中の蕎麦屋まで

色々考えますよね、これが妄想です。



この妄想を、もっとじぶんごと、会社ごとに引っ張り込んで

2030年には、どうなっているでしょう?

たとえば、住宅会社さんの場合だと・・・

「どこに泊めるんだ?」

「屋根の上しか空きスペースないよな」

「三角屋根だと離着陸できないから陸屋根だろ」

「充電はどうする?」

「車の駐車場スペースいらなくなったからバーベキュースペースか」

「分譲地にはシェアできるスペースが必要だよな」

「危ないから電線の引き込みは地中配管だな」

「上空から保守点検できるな、効率が上がりそう」

まだまだいっぱい出てくると思いますが、

この妄想が「ありえるよね!?」

となったら、

次に何をしますか?

この妄想感度の精度をウォッチしますよね。

(これは未来からのマーケティング・アプローチ)

それから、妄想の感度が高いと判断したら

商品開発にも着手しないといけません。

(これは未来からの開発アプローチ)

こんなことは妄想に過ぎない!

ちゃんとトレンドウォッチをしないとわからない!

まだまだ先の話だ!今が大事!

って声聞こえてます(笑)

そうです、妄想です。

未来予知的妄想です。

でもね、現実は昔のひとの妄想で出来ていると思いませんか?

携帯電話だって、なかった時代・・・

「こういうの(携帯電話)あったらいいよねー」

「電波法というのがあって、個人になんか割り当てられないよ」

というのが、若かりし頃の私とバイト先の電通大生との会話

コンピューターがまだ大企業のでかい部屋にドカンと置かれていた時代・・

「個人が家でも公園でも使えて、文書いたり絵を描いたりできたらね」

これは、有名なダイナブック構想です

そう、現実は妄想からはじまるのです

一つのモノやコトを見たとき、あなたは何を妄想するのか

見る角度によっても、捉え方が全然変わってきます

捉え方が違えば、アウトプットも違ってくるでしょう

そして積み上げ型や改良型の考え方から解放されます

妄想はタダだし(笑)

あなたも、あなたの会社も妄想してみませんか?

追記

積み上げ型や改良型思考を否定している訳ではありません。

短期の考え方はそうでなくてはいけないと思います。

ただ、誰かは妄想していてほしい、という願望です。

「上空知」と「地上知」

Ecommunity構想の序章のつづき・・・

このEcommunity構想の背景に肝心な登場人物のふたりめ。

既に私が色んなところでご紹介している私の恩志

紺野登先生 https://note.com/kousouryokunikki である。

知識創造について、哲学やデザインなど多方面からアプローチされている。

最近は、私のテーマに非常に近いところを責めていらっしゃるので、

個人的には味方を得た気分で嬉しい限り。

ただ、また新しい言いにくい言葉を造られた(笑)

ソサエタル・イノベーション

先生お得意の都市デザインと絡めての発想には敬服である。

詳しくは、紺野先生と野中郁次郎先生の本を読まれたし。

私は、紺野先生の線路に沿いながらも

分線のような構想を立てられたらと思う。

できたら、難しくなく、この位の文体で(笑)

 

さて、話を戻して

複雑性と不確実性が増す社会で

隆起してきたのは個人の知、人間知。

すでにネット上では、個人の知が発信され経済活動を起こし

また、つながり、新しい経済社会構造を造っている。

クリエイティブ・エコノミーである。

あえてこれを電波が飛び交う「上空知」としたい。



一方、人間知はどっこい地面上にもある。

少子高齢化、環境問題など

地面上の社会課題を解決しようとしている人間知がある。

これを「地上知」とする。

残念ながら、地上領域の知は、上空知のように簡単にはつながらない。

その何故かは、本編に委ねるとして

現在、私(たち)は、地上領域での実証実験をゲリラ戦で展開している。

成果はまだまだ先だが、この構想が出来上がるかどうか

実はその成果次第だと考えている。

(実は Think & DO の学術書を目論んでいる。)

そして、企業である。

これまで情報を造ってきたのは企業であり

消費者はその情報を取捨選択をし、購買行動を起こしてきた。

ところが今や情報主体は、消費者にありつつある。

企業は、グループインタビューやらネット調査やら

消費者の行動のトレンドを収集?し、

商品・サービスの開発を行っている。

でも、本当の情報は、消費者がいる「地上」にある。

(そう思っている)

地上に足を張り、「地上知」から発見・獲得をしなければ

いけない時代に突入している(と思う)。

では、どうしたらよいのか

それを本編で考えていこうと思う。

 

【お知らせ】防災イベント 非常食試食・講座&お家キャンプ体験



弊社が参加している武蔵村山市『中原元気プロジェクト』のイベントのお知らせです。

7月27日(火)

第1部:10時~11時40分 第2部:13時半~15時10分

各回先着6組様 (無料)

・非常食試食と防災講座

【講師】尾西食品(株)防災士 中松義男氏

・初めてのお家キャンプ

【講師】おもろば・おおみなみ~子どもの天国大人の広場

代表 河原塚達樹氏

詳しくは、チラシをご覧ください。

#お家キャンプ #非常食

お申込み先:中原元気プロジェクト事務局

NPO法人介護者支援サポートネットワークセンター アラジン

 

Ecommunity原案 序章(きっかけ)

序章 きっかけ

衝撃的な出会いだった。

本屋で彷徨い、ふと目にとまったのが

『境界融合 経営戦略のパラダイム革新』

これまで独学で経営戦略系の本は読んできたが、

「なんだ?境界融合って!?」

と、手に取ったのが私の興味の始まりだ。

 

大量生産に代表される企業主導型モデルが、

消費者主導型モデルに転換していく。

それは、企業側が持っていた情報優位が、

ITによって消費者側に移り

製品価値を判断する情報創造の主体が消費者に逆転する。

そんなことは多くの本が書いてあり学んでいた。

この本は、その先を示していたのだ。

突然現れたワードが NPO

全くわからなかった。



 

原田・古賀(2002)による生活者価値分類から紐解きたい。

生活者価値の分類モデル

彼らによると

①生活者の行動が自己解決と他社解決の組み合わせで構成され、これらがもたらす「解決価値」により総体的に生活のレベルが向上していく。

➁高度に発展したネットワーク社会の形成により、知識、安心、信頼、感情などを交換する「関係価値」を強く求めるようになる。

③成熟した社会や人生における閉塞感への反動が、社会改革への参画や自己実現による「創発価値」の期待を高める。

と述べている。①と➁は先ほど述べたように、わかる。③はなんとなくわかるレベルである。

気になったのが、このことがどう「経営戦略」に落とし込まれるのかだ。

 

彼らの示す「原理融合の経営モデル」の図をみてみよう。

解決価値、創発価値、関係価値

創発価値型の経営モデルは、解決価値と関係価値の経営モデルの中庸を目指したモデルである。顧客と企業の境界線の中間に位置することで、創発的な効果を目指す経営スタイルとなる。そして、これこそが第3原理のマネジメントであり、それを実行できる有効な組織体がNPOである(原田・古賀2002)

ここがNPOのポジショニングだと述べられている。

NPOってボランティアグループなのではないか?

当時の私はそうとしか思えていなかった。

 

後に私はこの指摘を否定することとなるが、

たちまちにこの原田保氏に興味を持ち、

調べてみるとある社会人大学院で教鞭をとられていること、

もと西武百貨店で社長室にあったり、

一世を風靡したPARCO立ち上げに参画していたことなどがわかった(本人談)。

そこで私は彼に学ぶべき、社会人大学院に入ったのである。

(実はあと一人の先生にも教えを請いたいこともあった)

つづく